関 陸遊斎(せき りくゆうさい) ?〜1875
流派: 不明
略歴:
江戸時代末期の道具蒔絵師です。通称が庄次郎で、陸遊斎と号しました。
婚礼調度の製造を専業とし、紋章唐草蒔絵を得意としていました。
明治19年(1886)に刊行された『府縣漆器沿革漆工伝統誌』の関和之吉の履歴には、
父について、「多数ノ門弟ヲ育養シ当時諸侯ノ用具ヲ調進セリ」とあり、
多くの門弟を抱える大きな工房で、諸大名の調度を製造していたことがうかがえます。
明治12年(1879)刊行の『東京名工鑑』等の資料には、
綱島古松、長谷川光祗、河合喜遊斎らが関陸遊斎に師事したことが記されています。
明治8年(1875)に子の関和之吉が跡を継ぎ、家業が継承されました。
門人:
綱島古松、長谷川光祗、河合喜遊斎
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